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Callisto Eclipse Dual Power Supply

エステティクスが全精力を傾けて創り上げた真空管プリアンプの最高、“Callisto Eclipse（カリスト・エクリプス）”。

木星の衛星“カリスト”から命名されたオリジナルモデル“Callisto（カリスト）”は、1995年に販売以来、名だたるオーディオ賞を獲得。本国アメリカにおいて優れたプリアンプとして認知されるようになりました。そのカリストに、恐ろしいまでに徹底した“エクリプス”バージョンのチューンナップを施すことにより誕生したのが、カリスト・エクリプスです。

カリスト・エクリプスは、プリアンプ回路を備えるメインシャーシと、別筐体とした電源部から構成されています。メインシャーシと電源部は、給電ケーブルで接続されます。また、１つの電源部をステレオで使用する “シングルパワーサプライ”、電源部を２つ使用し、電源まで左右チャンネル完全独立で使用する“デュアルパワーサプライ”を選択することができます。カリストの性能を最大限発揮させる、充実した電源のデュアルパワーサプライモデルでは、競合モデルの輝きを失わせてしまうほどの、まさに“エクリプス：（天体の）蝕”のパフォーマンスを発揮します。

○回路部の特徴
カリストの“エクリプス”バージョンでは、オリジナルのカリストから内部パーツを大幅に変更。特注Roederstein 製抵抗、 特注Peter Moncrief 製銅箔巻カップリングコンデンサ、Cardas 製テフロンコート内部配線など、考えられうる限り最高品質のパーツを使用しています。

■オーディオ部
シングルエンド（RCA）、バランス（XLR）入出力を完備しています。オーディオ部は、エステティクスが厳選した6922と12AX7の真空管を使用した差動アンプで構成された増幅段と出力段から構成されています。左右各チャンネルの増幅段は、独立した電源供給部とヒーター供給部を持ち、相互の干渉を徹底して排除しています。

■電源部
電源部は、強力なチョークインプットトランスを使用した非常に贅沢な作りで、エステティクス製品に共通した、電源部を充実させるという設計を具現化するものです。デュアルパワーサプライモデルでは、左右チャンネルの電源を完全に独立させることで、まさに別次元の、余裕ある駆動が可能です。

■ ボリュームコントロール
エステティクス・ハイレゾリューション・ボリュームコントロールは、46接点の高精度抵抗切り替え式で、エステティクスの厳格な仕様を満たすために特注されたものを使用しています。また、徹底的に音質を突き詰めた結果、左右チャンネル完全独立構造を採用し、ボリュームコントロールノブを左右別々に２基搭載しています。

■振動を抑えるリジッドなシャーシ
微細な振動は、回路基板や真空管に大きな悪影響を与え、S/Nの悪化をもたらします。カリスト・エクリプスのシャーシは、高い剛性を得るため、サイドパネルとトップパネルをアルミ削り出し材で構成。またサイドパネルにダンピング材を取り付けることにより振動を徹底して排除し、ノイズフロアを飛躍的に下げることに成功しています。熟達したクラフトマンの手によって削り出されたこれらのアルミパネルは太陽系最大の惑星、木星を周回する衛星“カリスト”にふさわしい高貴かつゴージャスな雰囲気を醸し出しています。

■リモートコントロールボックス付属
カリスト・エクリプスのボリュームコントロール、ミュート、フェーズ切替がリモコンで可能なリモートコントロールボックスを付属。

【SPEC】
■入力 Input 1、2 シングルエンド or バランス、Input 3〜6 シングルエンド
■出力 Output 1、2 シングルエンド or バランス、Tapeout 1 シングルエンド
■入力インピーダンス 200 kΩ.
■出力インピーダンス 300Ω.
■ゲイン 26dB.
■最大消費電力 300W continuous.
■最大外形寸法・重量： メインシャーシ： 445(W)×142(H)×500(D)mm・22.7kg、電源部： 445(W)×142(H)×500(D)・22.7kg

ゼファンにてメンテナンス済み

取説、リモコンあり